2015年1月12日月曜日

Story of Kerara

南インドケララ州 2

   

 代表的な都市 ( Main City )






 1. トリヴァンドラム ( Thiruvananthapuram ; Trivandrum ) 

   トリヴァンドラムはケララ州の政治中枢都市である。
   都市圏の人口は約270万人で、州政府官庁や議会場などの建物が集中している。
   空港はトリヴァンドラム国際空港で、市の中心から車で40分程の
   海岸沿いにある。この空港の主な国際航空路は、シンガポール、スリランカ、
   モルディブや中東のドバイなどである。
   また国内はコチ、ムンバイ、デリーやチェンナイなどの航空路がある。
   遠隔地への移動は飛行機の他にバス、車、列車だが市内の移動は
   バスやタクシーの他、手軽なオートリキシャがあり、市民が手軽に利用する
   乗り物のひとつにになっている。
   市内の観光スポットは街の中心地にあるプーテン・マリガ ( Puthen Maliga Palace )
   スリ・パドマナバー・スワミー ( Sree Padmanabha Swamy ) 寺院、
   ナピエール ( Napier ) 博物館と動物園、 少し離れた市の郊外には
   世界的に有名なコヴァラムビーチ、西ガーツ山脈の中に
   ネイヤール・ワイルドライフ・サンクチュアリ(車で1時間半)などがある。
   また隣の州 ( Tamil Nadu 州 )になるが市内から車で2時間半ほどで 
   コモリン岬 ( Kanyakumari )に行くことができる。
   トリヴァンドラムは、教育機関や近代産業の施設も充実していて、
   ケララ大学をはじめいくつかの工科大学などが市内にある。
   また近郊に広大な敷地を持つテクノパークがあり、欧米の企業やIT関連企業が
   活動をしている。




駅前のバスターミナル ( Bus Terminal )



プーテン・マリガ宮殿 ( Puthen Maliga Palace )


スリ・パドマナバー・スワミー寺院 ( Padmanabhaswamy Temple )


西ガーツ山脈 ( Western Ghats )


テクノパーク ( Techno Park )


 ちょっとインフォメーション;

 ○ 市内での手軽な乗り物オートリキシャ
   デリーなどの大都市ではタクシーなどは注意が必要ですが、
   ケララの乗り物は比較的安全です。
   オートリキシャの乗車運賃は距離によりますが3〜4Kmで20〜30ルピー程度、
   チップ( 10ルピー程度 )をいれても40ルピー程で日本円換算で約80円なので
   市内の少しの外出には重宝します。メーターはついていても計測している
   様子がないので、乗る前に行き先をつげ料金を確かめるのが良いでしょう。



オートリキシャ ( Auto Rikisha )


 ○ 交通事情

   ケララ(インド)の道路はたくさんの乗り物であふれています。
   バス、トラック、タクシー、乗用車、バイク、オートリキシャ、自転車、人 
   そしてたまに牛や象などが往来しています。
   決まりはないのでしょうが、見ていると何となく速度の順で優先度が
   付けられているような気がします。また速い乗り物は追い越しの際に常に
   クラクションを鳴らしていきます。日本人には街中はクラクションの騒音だらけ
   のように感じます。

   道路の往来で最も注意が必要なのは徒歩で街中の道路を横断する時です。
   横断歩道や信号が少なく、車やバイクがひっきりなしに流れていますから、
   思わず全力で駆け抜けたい気持ちになりますが、ケララの人は走りは禁物と言い、
   車やバイクなどがかえってよけにくいそうで、注意しながら合間を
   早足で通り抜けるとよいそうです。
   日本人には慣れていなく難しいのでなるべく乗り物を利用しましょう。



市内の混雑 ( Crowd on the Street )


 2. コチ( Kochi )

  コチはケララ州の商業都市といわれ、トリヴァンドラムに継ぐ大都市だ。
  古くから港湾が整備され、香辛料の取引などが盛んに行われてきた。
  現在、コチの北側の海岸には新しい港湾が整備されており、
  ムンバイに並ぶ大規模な港湾になると期待されている。
  香辛料の取引は莫大な利益をもたらしたため、ポルトガル、オランダや
  イギリスなどに統治された歴史も持っている。
  そのため、ケララはヒンドゥ教だけではなく、イスラム教やキリスト教などの
  信者も多く、古いヒンドゥ寺院の他にコチ近郊には古い著名な教会がいくつかある。
  コチ市内では、フォート・コチ地区にあるヴァスコ・ダ・ガマゆかりの
  聖フランシス教会が有名である。
  コチ国際空港は国内はもちろんシンガポールや中東などとの航空路があり便数も多く
  運行されている。(シンガポール便;シルクエアーは毎日1便運行している)
  コチの見所は、植民地時代のダッチパレスやユダヤシナゴーグなどの歴史建造物の
  ほかに、フォートコチの夕どきの風景(アラビア海の夕焼け)その風景の中にある
  チャイニーズフィッシングネットなどだ。また市内の数カ所で、伝統舞踊カタカリが
  演じられている。



コチ国際空港 ( Kochi International Air Port )


エルナクラム地区からの港の眺望 ( View from Ernakulam )


チャイニーズフィッシングネット ( Chinese Fishing Net )


聖フランシス教会 ( Church of St. Francis )


シナゴーグ ( Synagogue )


フォートコチ ( Fort Kochi )



 ちょっとインフォメーション;

   ○ 聖フランシス教会とヴァスコ・ダ・ガマ
    インドで最も古い教会の聖フランシス教会にはヴァスコ・ダ・ガマの墓があります。
    ヴァスコ・ダ・ガマは、インド航路を発見した英雄となっていて日本でも有名ですが
    それは母国ポルトガルから見てのことで、インドにとっては所詮
    侵略者の一人であると評価されているようです。
    インド映画の中では交易の利益を求めるポルトガル人提督として登場していました。
    諸外国に支配されたインドの歴史も長く複雑なので、古いインドの歴史と共に
    植民地時代のインドを少し知っておいた方がいいと思います。


ヴァスコ・ダ・ガマの墓 ( Tomb of Vasco da Gama )



 3. スリスール ( Thrissur ; Trichur )

 スリスールはケララ州で4番目の大都市で、文化都市として知られている。
 市内には、シヴァ神を祀るヴァダクムナサン寺院( Vadakkumunathan Temple )や
 ヴィシュヌ神を祀るグルヴァヨール寺院( Guruvayoor Temple )などの古い
 ヒンドゥ寺院が多く、またマラヤラム文学を教えるケララ・サヒティヤ・アカデミ
 ( Kerara Sahitya Akademi )、舞踏・演劇を教えるケララ・サンギーサ・ナタカ・アカデミ
 (Kerala Sangeetha Nataka Akademi )や、伝統芸能を教える
 カラマンダラム芸術学校( Kerala Kalamandalam Deemed University of Art and Culture )
 などの文化都市にふさわしい伝統を誇る宗教施設や教育施設が多い。
 ヴァダクムナサン寺院は、毎年1回4月末から5月初めの時期に開催される
 スリスール・プーラム( Thrissur Pooram )のメイン会場であることでも有名だ。
 スリスールはケララ州のほぼ中央の位置にあり、コチの北西75km、コチ国際空港へは
 55kmの距離である。
 また、西ガーツ山脈、アラビア海岸、コチやアレピーのバックウォーター等に
 アクセスしやすい都市でもある。


スリスール市内 ( Thrissur )



スリスール近郊の海岸 (Beach near Thrissur )



ヴァダクムナサン寺院 ( Vadakkumunathan Temple )


スリスールプーラム ( Thrissur Pooram )



象園 ( Elephant Farm )


 ちょっとインフォメーション;

  ○ ヒンドゥの神様
  ヒンドゥ教の神はたくさんいますが、ブラーマン( Brahman )、ヴィシュヌ( Vishnu )、
  シヴァ( Siva )が中心的なヒンドゥの神様です。
  ブラーマンは創造の神、ヴィシュヌは世界を維持する神、そしてシヴァは破壊の神という
  役目を持っています。創造ー維持ー破壊というサイクルを世の中でまわす役割をこの
  3神が担っているというわけです。
  神も人間の世界では時代とともに人気(信仰心)が移り変わるようで、
  現在ではシヴァとヴィシュヌの人気が高いと言われています。
  またその神々の化身( Avatar : 例えばヴィシュヌの化身クリシュナ等  )も人気があります。
  日本でもおなじみになったガネーシャ( Ganesha )はシヴァ神の息子ですが、
  その息子はシヴァ神の怒りを買いその頭を象の頭にすげ替えられたとの説も伝えられています。
  ガネーシャはインドでもなかなかの人気で、商売の神様としてレストランの入口や
  タクシーのフロントパネルなどに置かれているのを良く目にします。


ガネーシャ ( Ganesha )